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おとボク 迷作劇場『とりかへばやものがたり異聞』

今は昔。それはもうはるか昔。京の都にえらーい左大臣がいました。左大臣は今で言うと総理大臣くらい偉いわけです。
「姫、姫は居らぬのか!?まったくどこをほっつき歩いておるのじゃ、帝が入内を御所望だというのに。こうもお転婆では困ってしまうのう。おお女房。なに!?また瑞穂が失神して倒れただとう!?いったいあの兄妹はどうなっておるのじゃ!」
最高権力についた左大臣のたった一つの悩みの種が、このお世継ぎたちの体たらく。嫡男はそれはもうたおやかで、都一番の美人の誉れが高い可愛らしい瑞穂君(きみ)。そして御息女はやんちゃで手の付けられないいたずらっ子で暴れん坊のまりや姫。
「あーあ、二人の性別がとりかえられたらなあ。」というのが「とりかへばや ものがたり(とりかえたい 物語)」なのであります。

さて、ここは宮廷ど真ん中。
「左大臣、そろそろ貴殿の娘を入内し、女房(女官)にしてはもらえないだろうか」
帝である貴子君が、左大臣に詰め寄ります。左大臣、まさかお転婆娘の方を仕官させるわけにもいかないだろうなあ。と考えてみるのですが、瑞穂君のほうとて、何かあるとすぐに「きゅう~」と倒れ込んでしまうわけで、それもこまってしまってこんな言い逃れをかんがえました。
「帝。本当は出仕させたいのでありますが、なにぶん娘はとてもシャイなので、男性をみただけでのぼせ上がってしまうのです。というわけで、無理」
このいいわけ、かなり無茶です。
「じゃあ、えらく美男子だという息子でもいいや、仕官させてくれないか」
貴子君がご所望になるが、これまた困った左大臣
「息子はもう、暴れん坊で、主上の御身になにかあったらわたし、首くくってお詫び申し上げないといけなくなりそうです」
と、ごまかすも、
「だーめ。確か、同じくらいの年の紫苑中将がいたはずだから、彼と一緒に仕官させなさいね。させないと首くくってもらうよ」
とやけに凄んでくるので、あきらめて
「はい。善処します」
と答えてしまったのです。

「おはよう!まりや君、今日も良い日だね」
紫苑中将は、まりや姫を気に入ったらしく、何かあるたびに一緒に遊んだり、出かけたりする仲になっていきました。
そうこうするうちに、なんと瑞穂君を出仕させないと、左大臣の首がやっぱり危ういところまできてしまったので、ついにあきらめて、瑞穂君を女房として仕官させることになりました。
「おお、なんと美しい妹君だ。まりや君、あなたがうらやましいよ」
そういうと紫苑中将は瑞穂君を一目見ようとあの手この手で、女房の寝所を目指します。
実は貴子君も瑞穂君には会いたくて会いたくてどうしようもない。いやー、若さって本当にいいもんですよね。
ついに、貴子君は瑞穂君の寝所にもぐりこんでしまったのです。大あわてなのは瑞穂君。そりゃー、ごちそうさまーっていただかれちゃったら、一族郎党まるっと島流しどころじゃない。すっかり絶滅させられるって感じになりますからね。
「まあ、主上わたくし、心に決めた方がいらっしゃいますの。ですからよよよ。ばたん」
お着きの女官がいるところでナイスタイミングで倒れてしまいました。帝とはいえ、御無体なことはできないので、しょんぼりorzと帰って行きました。

まりや姫の方はと言うと紫苑中将がもうちょっかいかけまくり。
「なあ、まりや君、君に女を紹介しよう。東の四の姫。奏姫だ」
ついに奏姫とまりや姫は結婚ということに。とはいえまだまだロリっ娘な奏姫。かまととどころか本当におこちゃま、結婚生活はおままごとなわけなので、子供もできるわけない。というか女同士で子供が出来たら、かたつむりか何かなので、それはそれでやだなあ。
「あのですね。奏ね。まりやさまの事大好きなの~」
あまりのかわいさの為、ぎゅーと抱きしめるだけではあきたらず、紫苑中将なんと親友のまりや君の妻に手を出して孕ませちゃった。

こりゃーやばいと思った左大臣。なんとか息子と娘をいれかえようと画策するのだが、なんとまあ、貴子君が瑞穂姫に手を出してしまった。
あろう事か、瑞穂姫つわりになってしまい、すわおめでたか!となった。

さて、こんなどたばた生活が平安時代におこなわれていたのです。

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