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びゅりほでぃず(ブログ版) (8)

一方、拓美の方も女性にはモテない君と自称したくらいで女の子とのお付き合いは全くない。
男同士で遊びに行くだけと思っていた瑞穂との交友だったが、隣にいる瑞穂からはどんどん女の子っぽい仕草や女の子っぽいしゃべり方を繰り出され、免疫がない女の子らしい雰囲気にノックアウト寸前であった。

拓美も健全な高校生男子であるわけで、瑞穂の事を思い出しては下半身がもやもやしてきていた。

「瑞穂は男。瑞穂は男」

そう念仏を唱えるようになってきた拓美の表情は修行僧のよう。

「最近、何悩んでるんだよ。女関係か?それとも進学関係か?」

同級生にひやかされる。

「お…女関係なのかな」

しどろもどろに答える。

同級生には言えない秘密だよな。と思った。瑞穂が女だったら、こんなに悩まなくても済むのに…。

「拓美ちゃ~ん、元気だしなよぉ。振られたら骨だけは拾ってあげるからさ~」

同級生達は気楽に言った。

「そういえば、お前らさ鏑木の事覚えてるか」
「ああ、おねーちゃんか」
「やだ~、なにそれー」
「いや、女顔だったし、髪の毛は校則違反めいっぱいだけど、成績優秀で学校側黙らせちゃったって武勇? 伝は有名だったからなー」
「今頃さ、なにしてるんだろうな。なんかばたばたと転校してったけど」
「でもさー、今頃シンガポールあたりに行って、ニューハーフになってたりしてなー。『うふふ。あたし、きれい?』ってやってたりなー」
「ちょっとそれは言い過ぎだぞ」
「す…すまん菅野。お前鏑木と仲良かったからな。一時期出来てるとか噂されて、噂ばらまいたヤツをタコ殴りにしてたの忘れてた」
「でも、何してるんだろうねえ。金持ちの考えはわからんなー」
「あー、でもあいつ自身はえれー、びんぼくさかったけどな。昼飯は焼きそばパン1個と缶コーヒーだけとかさ」
「あんまり食べないから、あのウェストなのかしらねえ。うらやましいわねぇ」
「スカート似合うヒップだったわね。男で残念。というか女だったら嫉妬しちゃうかもね」
「あんまりしゃべらない地味なやつだったなあ」
「うん、それは120%認めるけどね」

まあ、鏑木瑞穂という存在は、派手ではないがそれなりに覚えられてはいたようだった。

毎夜毎夜、拓美は邪な夢を見るようになってきた。

「拓美…」

そういう瑞穂はシースルーのナイティ(寝間着)を着ている。胸もばよーんとあり(モデルは拓美が良く見ていたAVのおねえさん)ベッドに寝ている拓美に馬乗りになるように近づいてきては甘いキスをしてきた。

「ねぇ。えっちしよ…」

そういうと瑞穂はするすると拓美のかぶっていた布団の中に潜り込んできては胸を拓美の身体にすりつけた。

「おっぱい、大好きでしょ?知ってるんだゾ。えっちなビデオみて喜んでいるの」

マシュマロのような柔らかい胸がむにょむにょと拓美に押しつけられる。

「ねぇ、わたしのおっぱいじゃ興奮してくれないのかなぁ?」

そういうと瑞穂はさらに身体を密着してきた。拓美はシャツとトランクスで寝るので瑞穂の肌の感触がダイレクトに伝わる。

瑞穂が拓美の足に両足を絡めてきた。じっとりとした湿り気が瑞穂の足の付け根から拓美のふとももに伝わる。

プレスキスからフレンチキスへ。

「わたしとしたい?」
「ああ、瑞穂としたい」

そして、ごちそうさま♪

そこで目が覚める。トランクスの中が青臭い匂いが充満し、布地には白くにゅるっとしたほとばしりがついていた。

「やっちまった。俺って最低だ。…瑞穂、ごめんっ!」

こんなところまで、妙に律儀な拓美であった。

「瑞穂は男。瑞穂は男っ!」

朝のさわやかな景色の中で、煩悩の叫びがこだました。

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コメント

長文なのに飽きさせないし
萌えが豊富でおもしろかったです

GJ!GJ!

投稿: のり | 2007年3月23日 (金) 16時34分

のりさま。
ありがとうございます。
とてもうれしいコメントありがとうございます。
すごく元気が出ました。

あまのがんばります。

投稿: あまの めぐみ | 2007年3月24日 (土) 09時30分

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