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びゅりほでぃず(ブログ版) (17)

翌日。つまり結婚式当日。空は青く晴れ上がり結婚日よりだった。ジューンブライドも良いが、やっぱり晴れてこそ。
 結婚式は恵泉女学院のチャペルで行われるので、控え室は恵泉女学院女子寮に割り当てられた。花嫁の控え室は、面倒臭がられたのか瑞穂の部屋であった。

「お姉さま、素敵なのですよ~。奏、うっとりしちゃいますなのですよ~」

 ブライドメイド役を仰せつかった奏は舞い上がっている。奏自身もブライドメイドのレース仕立てのドレスがかわいらしい。

「デコルテラインもきれいに決まってるし、なによりもドレスが古くさくないのがすごいわね。小母様の趣味ってわたしよりも良かったのかしらね」

「モデルさんみたいで綺麗なのですよ」

 ふにっふにっ。紫苑が胸を揉みしだく。

『瑞穂さん?これはホンモノですか?』

『ええ、紫苑さんがお休みしていた期末試験の後に豊胸手術してきました』

『すこし揉み心地が違ったので。以前の揉みごたえも捨てがたかったのですが、今の揉みごたえも良いですわね』

『あの~紫苑さん。今はホンモノの胸なので、すごく…感じちゃうので、すみませんが…』

 紫苑は残念そうに手を離した。

「じゃあ、奏ちゃんは小父様の準備室へ行って声をかけてきてね。最後の仕上げしちゃうから」

「わかりましたなのですよ~お姉さま方」

 そういうと奏ちゃんは瑞穂の部屋から出て行った。

「瑞穂さん。わたくしたちはあなたの決断を尊敬しますわ。勇気がないと出来ないのですよね」
「うんうん、瑞穂ちゃん。最初はびっくりしたけど。あたしたちは瑞穂ちゃんの味方よ」
「ありがとう。紫苑さん。まりや」
「でも、男の方同士で子供はできるのですか?」
「ええと、なんとかなるみたいですよ。拓美にいわせるとビバ!テクノロジー!なんだそうですけど」
「まあ、よくわからないですけど、瑞穂さんの子供なら、きっとかわいいですわね」
「ええ、紫苑さんもまりやも遊びに来て下さいね。あ、ごめん。まりやの事は怖い人って先入観があるかも」
「なにーっ!このバカ瑞穂!何をふきこんだっ!言えッ!言え~っ!」
「やめふぃえー」
口をむにむにと横にひっぱるまりや。
「お化粧が崩れちゃったじゃない」
文句を言ってみる。
「しょうがないわね」
そう言いつつ、まりやはメイクを直した。
メイクが直ったら、タイミング良く奏ちゃんがドアをノックした。

「瑞穂お姉さま。新婦はチャペルに向かってくださいなのですよ」

 ベールをおろして、部屋を出る。奏は瑞穂のドレスのスカートとベールをしずしずと持ち上げると、瑞穂にチャペルに向かうように促した。この後、チャペルの入場口のところで父親の慶行にエスコートされながら祭壇に向かうのである。

「瑞穂。母さんにそっくりだ」

 父は目を細める。瑞穂は父親に向かってにっこりと笑う。

「父様。わたしのわがままを聞いてくれてありがとう」
「なーに、子供の幸せを願わない親はいないさ」

顔を赤らめる瑞穂を見て、慶行は緊張していると思ったようだ。

「緊張しなくてもいいぞ。そんなところまで母さんとそっくりだな」

 ヴァージンロードをしずしずと歩むと祭壇にはシスターの格好をした緋紗子と新郎がすでに待っていた。

「…あなたは、健やかなるときも病めるときも宮小路瑞穂を妻とし、生涯添い遂げることを誓いますか?」
「誓います」

拓美はさわやかなバリトンで答える。

「宮小路瑞穂、あなたは健やかなるときも、病めるときも何があろうとも、菅野拓美を夫とし、生涯添い遂げることを誓いますか?」
「はいっ。誓います」

瑞穂は鈴の音のような美しいアルトで答える。

「では指輪の交換を」

 そういうと緋紗子は結婚指輪の乗った盆を差し出す。拓美と瑞穂はそれぞれ相手の指輪を取るとお互いの指にはめた。

 緋紗子が促す。拓美は瑞穂のベールを上げ、瑞穂の肩を両手でしっかりと支え、キスをしようとする。瑞穂は目を閉じてそれに応えようとする。
 拓美の唇が瑞穂に触れた瞬間、教会の中は嬌声に包まれた。

『きゃーーーーーーーーーっ』

。誓いのキスが終わると瑞穂はお姫様だっこをされて、参列者の間を通り抜ける。最後の山場のブーケトスは君枝が受け取った。

「え?え?え?私が次のお…お…お嫁さんですか?か…会長のおよめさん…?」

 興奮のあまり、何を言っているのか判らない状態になっている君枝であった。
 隣に居る貴子は、それを聞いてまんざらでは無い気がした。うふふ。瑞穂さんのせいですね。と貴子は晴々とした気持ちで思った。

 宮小路瑞穂として結婚はしたが、そのうち鏑木瑞穂として社会に復帰せざるを得ない部分も出てくるだろう。なにせ鏑木慶行の一粒種なのだから。
 瑞穂自身はかわいい奥さんとして、拓美と仲良く暮らせればと思っている。今日も拓美の大好きなご飯をつくって一緒に食べて、そして思いっきり愛して貰うんだ。

「あー、こんな毎日がずっと続けばいいのに…」
                            おしまい。

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コメント

まさか…こういう展開になるなんて!?
思いつつもほんとにそうなるなんて
良い意味で斜め上って感じで楽しめましたw

これだけちゃんと作ってあってぼりゅーむあって
萌え~な感じの二次創作は初めてみたかも。

長文おつかれさまでした^^

投稿: のり | 2007年4月 3日 (火) 08時42分

えへへ、感想ありがとうございました。
萌え~って感じですか。うれしいです~。

もっともっと萌え萌え~な瑞穂ちゃんを書きたいと
思います。

びゅりほでぃずのサイドストーリーを書いていますので
また楽しんでくださいね。

投稿: あまの めぐみ | 2007年4月 4日 (水) 22時41分

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